インプラント手術や歯周病の手術の際、恐怖感を取り除く方法です。

麻酔の専門医の立ち会いのもと、半分眠ったような状態で手術を行います。

リラックスした状態で手術を受ける事が出来、緊張しやすい方、恐怖心の強い方に好評をいただいています。

費用は5万円程度です。

静脈内鎮静法による手術

人工歯根(インプラント)埋入手術、親知らずの抜歯、歯周病手術などの歯科手術は一般的に、局所麻酔で行われます。

それにより、痛みはわずかですが意識がはっきりしているため、“音”や“振動”を感じます。

その手術の際の“音”や“振動”が不安や緊張につながります。

不安や緊張はストレスとなり、心身に負担をかけ、自律神経のバランスをくずし気分が悪くなったり、手術後の痛みが強くなったりすることがあります。

そんな患者さんの不安や緊張を取り除くために静脈内鎮静法を行います。

●静脈から鎮静剤を投与し、意識を薄れさせ、軽い眠りを誘発させる方法です。
●全身麻酔と違い、痛みを消失させる作用はありません。そのため、局所麻酔をしてから手術をします。
●鎮静剤の効果で眠っている間に局所麻酔をしますので、患者さんは、ほとんど何も覚えていません。

静脈内鎮静法による手術の流れ

麻酔

腕の血管(静脈)に点滴の針を入れ、鎮静剤を注入します。しばらくすると、うとうと眠くなってきます。

注射

口の中に局所麻酔をします。

麻酔

うとうと眠っている間に手術を行います。

手術が終了し、目が覚めます

手術が終了し、目が覚めます。しばらく休息の後、帰宅していただきます。

静脈内鎮静法による手術中の全身管理は、歯科口腔外科における「全身麻酔」、「各種鎮静法」、「疼痛治療」等を専門に行う歯科麻酔医が担当します。

安全で快適な手術を受けて頂くために、歯科麻酔医は患者さんの健康状態や体質等を考慮、検討し、厳重な監視のもとで全身管理にあたります。
モニター手術に先がけ、診察「問診・血圧測定・胸部聴診等」を行います。また、必要に応じて、「尿検査・血液検査・心電図等」を行う場合があります。
手術中は、血圧計や酸素飽和度のモニターを装着し、全身の状態を常時監視します。
手術後は十分な休息の後(手術終了後、1~2時間程度)、眠気やふらつきが無くなってから帰宅していただきます。

当日、車やバイク、自転車等の運転は絶対にしないでください。